ご依頼経緯
マンション管理会社様よりご連絡をいただきました。管理物件で火災が発生、元々物が多い家だったため消防の方が家財の一部を外に出しているとのこと。ほかの入居者の方の迷惑ななっているとのことでご相談を受けました。入居されていた方は入院中で対応が難しく、室内外の火災ごみを処分して欲しいとのことで入居者のかたからもご依頼を受けました。入居の方はこのまま退去予定、室内の原状回復はオーナー様のご親戚が内装会社を経営されているとのことでスケルトン状態でのお引渡しとなります。火災が起きた後は色々なものが高温で溶けてしまったいたり、焦げていて通常より仕訳に時間がかかります。罹災証明を取得していても自治体により通常通りの分別が必要となるためなかなか大変です。今回は階段3階。さらに階段から一番遠い部屋です。気合い入れて作業に取り掛かりました!!
作業前の状況


室内は足の踏み場がないほど物が多い状況でした。消防の方が入居者を救助するにあたり搬出したとされるものは共用部に広がっており、火災現場ならではの焦げ臭さが漂っています。これを搬出した消防の方も大変だったことでしょう。今回のお部屋は家電製品や書籍、プラモデルやゲームなど入居されていた方のコレクションも多くまだ使えそうなものは残しておくようにしました。パッケージは煤で汚れていたり、消化のための放水で箱がゆがんでしまっているものもありますが中身が大丈夫そうなものは保存していきます。せっかく大切にされていたコレクションですからね☆
作業内容
共用部の養生。火災現場は煤がすごいため私たち作業員の靴にも当然ながら煤がついてしまいます。そのまま共用部を歩いてしまうと廊下が煤で真っ黒になってしまうため養生は必須。扉が熱で変形してしまいしっかり閉まりません。火災の影響で窓ガラスも割れています。作業中に物を動かすと煤が舞ってしまいほかの入居者さんのご迷惑になってしまうためこちらの養生必須。
罹災証明を使用し火災ごみの処分を行うため、自治体の分別に従って仕分け作業を行っていきます。

冷蔵庫が溶けてしまっていますが、このような火災ごみでも冷蔵庫は家電リサイクルしないといけないため中身を出す必要があります。ひたすら分別、搬出作業を行いました。作業時はまだ暑い季節だったので暑さと階段作業で大変だった記憶です💦入院中の入居者様が引き渡しを急がれていたので私たちも頑張りました!
搬出作業完了時

荷物の運び出しと一部内装解体が完了した状態です。ここから先はオーナーさんのご親族の方が作業を行ってくれるので私たちは消臭を行うのみ。うまく連携しながらの作業となりました。今回火災の原因は寝たばこ。可燃性の物が多かったことで一気に火が回ってしまったそうです。作業報告はLINEにて行っていましたが、無事に管理会社にお引渡しでき入居者様も安心してくれました。入院されていて一度も直接お会いすることはありませんでしたが、退去までの時間がかかってしまうと家賃問題もありとても心配されていました。お役に立てて何よりです。
今回のように、火災後の煤取りや火災後の消臭だけでなく火災ごみの分別処分も行っております。火災保険での保険対応も可能ですので万が一の際はご相談ください!
作業詳細
ご依頼者:不動産会社様、入居者様
場所:千葉県柏市
作業時間:火災ごみ分別、搬出3日、内装解体3日、消臭3日
作業人数:延べ23名
建物:マンション3階 2K
費用:850,000円(税別)