ご依頼経緯
弊社のHPではお問い合わせ方法が3種類あります。今回は公式LINEを使ったお問い合わせとなりました。20代女性の一人暮らし。火災報知器の改修工事に伴い室内点検が行われると事前連絡を受けていたものの室内がひどく居留守を使っていたところ、管理会社の急な訪問で室内に大量に蓄積されたゴミがばれてしまった。 期日を設けられその日までに片付けないと強制退去になってしまうというご相談でした。 これまでも数社に問い合わせをしたようでしたが、うちでは対応ができないと断られてしまったようで自分ではどうすることもできずごみの中で生活されていたようです。
現場状況
玄関を開けると台がなければ入室ができないほどの高さまでゴミが積みあがっていました。ゴミが何年も踏みつけられ固まっている状況です。脚立を使い入室するものの部屋の奥までゴミの山があり、生活に必要な家具家電それどころか、キッチンやトイレお風呂までもが一切見えませんでした。インターネットで購入したものやコンビニで購入したもの、仕事で使うもの、衣類に雑誌細かなものが多い印象です。さらにトイレが使用できないためペットボトルに入った尿やコンビニ袋に入ったお汚物もあちこちに見られます。汚物や食べ残しには小さな虫がわいていました。 エレベーターなしの3階。階段から一番遠い角部屋からの搬出作業です。
施工
夏場の時期窓を開けていない室内は屋外より気温が高くなり臭いと暑さでばててしまいそうになります💦ひたすらごみの分別作業を繰り返していきます。入口付近から動線を作るスタッフ。中間地点で仕分けるスタッフ。奥から攻めるスタッフ。搬出のためトラックまで仕分けたゴミをひたすら運ぶスタッフ。1Rでごみが積もっているため最初は多くの人員を室内に入れることはできません。
今回ごみの搬出に加え、使用可能な家電と衣類仕事道具などは弊社倉庫に一時避難させつつ室内をからにしていきました。壁面の石膏ボードの割れ、サッシの歪みがごみによる圧で起きてしまっていたため管理会社様より修繕依頼となりました。室内外からのごみの搬出量は2tトラック4台分。 1Rでしたがなかなかの量となりました。 ごみ屋敷の場合毎日踏み続けることで下のほうのごみは圧縮され、見た目以上にごみの量があることが多いのでご注意ください。 お片付けをしている中で、ご実家のお母様からの仕送りがたくさん出てきました。 娘さんの健康面を心配されていたようでお米や食料を送ってくれていたようです。 ごみ屋敷になってしまった原因は不規則な仕事でごみ出しのタイミングが合わなかったとのこと。 室内のクリーニングを行いお引渡しとなりました。
今回は強制退去の可能性がありましたが、ごみの圧力で壊れてしまったサッシの修繕と石膏ボードの修繕を行い今後同じような状態にしないことを条件に引き続き賃貸契約ができることになり一安心です。
後日、ごみの上でなく布団の上で寝ることができ体調も良くなったとのご報告を受けました。 お忙しいお仕事で大変かと思いますが、ご自身のためにもご実家の親御さんのためにも健康には気を付けていただけたらと思います☺
ご依頼内容詳細
ご依頼者:ご本人様
場所:茨城県阿見町
作業時間:片付け2日間+脱臭2日(合計3日間) その他リフォーム工事、クリーニング
作業人数:12名
建物:マンション3階 1DK 階段作業