ご依頼経緯
弊社HPを見ていただご兄妹よりご連絡をいただきました。「父が賃貸アパート内で孤独死してしていたと管理会社から連絡を受けた。遠方に住んでいるため、警察からカギを預かって室内の状況や特殊清掃、遺品整理、賃貸の解約に関する費用を教えてほしい。今回のようなことは初めてなので何から手をつけていいのかわからないため全てをお任せしたい。」とのことでした。
今後連絡をいただいたとき、入室許可が下りてはいたもののまだ葬儀も終わっていないため準備などに時間がかかってしまうとのこと。
私たちでできることならばと対応させていただきました。
現場状況
2DKのアパート内は男性のお一人暮らしでしたが、物は多いものの綺麗に片付けられている印象でした。釣り具が壁に掛けられており、生前釣りを楽しまれていたことが分かります。
就寝中の体調の急変だったのでしょうか。布団の上に寝たままの状態でお亡くなりになっていたことが分かります。お亡くなりになられる前から通院されていたようで、トイレにも下血の跡が見られました。今回は不動産管理会社を通じて大家さんと原状回復工事の範囲について打ち合わせさせていただきました。
臭いがなく、今後も普通に賃貸ができる状態にしてくれるのなら、原状回復工事の内容はお任せするとのことでした。
作業内容
- 体液が付着した物の梱包
- 空間消毒
- 体液の洗浄
- 床の洗浄コーティング
- ご遺品整理
- ハウスクリーニング
- エアコン洗浄
- オゾン消臭
作業完了時には故人様のお子様が葬儀を終えて茨城に来てくださいました。弊社で消臭を終えたお取り置き品を一緒にご確認いただきながらご遺品整理を一緒にしていきました。作業中に多くの遺品を残し、ご兄妹と一緒に再度遺品整理を行います。
お父様はまだお若く、近内早くお亡くなりになられるとは思っていなかったそうです。そんなお話をお伺いしていた為、あえて貴重品だけ残すのではなく、多くのご遺品を残し一緒に遺品整理をすることで気持ちの整理ができたらなと思ったからです。離れて暮らすお父様の暮らしぶりは、全く分からなかったそうで、ご遺品整理をしながらこうだったのかな、ああだったのかなと一緒にお話をさせていただきました。
室内のお部屋の状況からお父様の几帳面さをお伺いしたところ、昔から几帳面でマイルールがあったと笑いながら教えてくれました。お父様がいつも使っていたと思われる眼鏡や目覚まし時計などもお持ち帰りいただく事が出来ました。
私たち特殊清掃や遺品整理を行う会社は、常にお客様の立場にたって作業を行わなければいけません。自分だったらどうしてほしいか、お客様が何を求めて打ちに依頼をしてくれたのかを考える必要があります。今回は、管理会社の方や大家さんも初めての孤独死ということで慌てていましたが、片づけが完了した室内をご確認いただき、臭いがなくなって部屋に安心していただく事が出来ました。
大家さんに対し謝罪するご遺族に対し大家さんはご遺族に対して、いい業者さんを手配してくれてありがとうとおっしゃってくださいました。
ご依頼詳細
- ご依頼者:ご親族様
- 場所:茨城県土浦市
- 作業内容:特殊清掃、遺品整理
- 作業人数:4名
- 建物:2DK賃貸アパート
- 費用:480,000円