近年、テレビや新聞などで「孤独死」という言葉を耳にする機会が多くなっています。
その数は年々増えており、少子高齢化が進む今後、誰もが無視できない身近な問題になるとみられています。
孤独死をした人が住んでいた部屋は、一般的には遺族が片づけることが多いと思います。
しかし、亡くなってから時間が経過しているような場合などは、とても普通の人では片付けや掃除をすることが難しい場合があります。そんな時に活躍するのが特殊清掃員なのです。
「特殊清掃」とは何か、一般にはあまり馴染みがないと思います。どんなことをするのだろうと疑問に思う人も多いでしょう。
「特殊清掃」は通常の清掃ではなく、主に部屋の原状回復、消臭を目的とした特殊な清掃を行う仕事です。
特殊清掃のサービスが必要になるケースは限られたものですが、世の中になくてはならないサービスです。
特殊清掃とは?
特殊清掃とは、基本的に自殺や殺人、孤独死、孤立死、事件や事故、病死、ゴミ部屋、ゴミ屋敷、ペット屋敷など、人知れず亡くなった人の部屋や汚染やにおいがきつい場所を原状回復する仕事です。
特殊清掃を必要とするのは、亡くなった人が誰にも気づかれることなく長い時間が経過してしまった場合がほとんどです。
長時間放置されていた部屋は腐敗臭が充満しており、蛆やハエが湧きやすくなります。
さらには体液や汚物、血液といったものも付着しており、腐敗臭と入り交ざった臭いは、ちょっと言葉で表現できないほどのすさまじさです。
このような臭いや害虫の発生は、近隣住民に迷惑をかけてしまうことになりますから、早々に対処しなければなりません。
そこで原状回復のために行われるのが特殊清掃というわけです。
特殊清掃は、通常の清掃サービスでは対応してくれないようなことを一手に引き受けて行ってくれる、この世になくてはならない仕事です。
部屋の原状回復を行うのが目的なので、遺品整理や不用品の処分、供養、リフォームなどを行う業者も存在します。
それでは、特殊清掃はどんな作業を行うのか、さらに詳しくご説明しましょう。
特殊清掃とは何をしてくれるのか
特殊清掃は主に部屋の原状回復を行うものですが、具体的にはどんな作業を行うのか、想像がつかないという人もいるかもしれません。
特殊清掃で行われるのは、原状回復のための清掃、消臭、除菌、害虫駆除、供養、遺品整理、リフォーム、不用品の処分などです。
特に原状回復を行うにあたって厄介なのは、害虫駆除や消臭です。
ハエや蛆などの害虫は、死後数日というきわめて早い段階から徐々に湧き出てくるものです。
放っておくと近隣住民に迷惑をかけトラブルの原因となることになります。
それだけでなく、これらの害虫は遺体を養分として吸収・成長するため、感染症をまき散らす可能性もあります。大変危険です。
蛆はカーペットの裏や畳の隙間など非常に狭いところにまで潜んでいるので、殺虫剤では駆除しきれません。
そこで、特殊清掃員は発生源から処分しつつ、専用の薬剤を使って害虫を駆除していきます。
重要なのは、害虫駆除はもちろん、異臭を完全に除去することです。
異臭は一般的な消臭剤ではとても除去できないほど強力なので、専用の消臭剤に加えてオゾン脱臭機という専門的な機械を使用します。
オゾン脱臭機とは、オゾンの酸化作用を利用して、ハウスダストよりも小さな菌や悪臭を放つ原因物質を分解し、化学的な消臭・除菌を行う機械です。
オゾン脱臭機は、規定レベル以上に長時間使用すると、逆に部屋にオゾンの臭いが残ってしまったり、脱臭機そのものが故障したりしてしまいます。
特殊清掃の消臭作業はかなり過酷な作業
消臭作業はどのくらい過酷なのでしょうか?
特殊清掃における消臭作業は、ベテランであってもかなり過酷に感じる現場です。
特殊清掃で消臭を行う状況は、遺体から発生する腐敗臭との戦いです。
特殊清掃を行うときには、作業員は感染症にかかるリスクや作業効率を最重要視し、防護服や防毒マスクを着用します。
防護服に身を包んだ状態で作業を行うため、猛暑の夏場などでは大変な作業現場になります。
もちろん近隣住民に異臭による迷惑をかけないために、作業中は窓や玄関等を開けることはありません。真夏の作業では屋外よりも明らかに室温が高温となります。防護服や防毒マスク内には汗溜りができるのです。
消臭作業の過酷さが少しでも伝わるでしょうか。
腐敗の進行具合によって腐敗臭のキツさは大きく違います。
特殊清掃を行う際には、まず床や壁などに付着した体液や血液などの汚れを除去し、それから臭いが染みついてしまったご遺品や家財道具の整理作業を行います。必要であればクロスをはがしたり、床の解体作業も行っていきます。このようにして部屋中に充満した腐敗臭・死臭・異臭・悪臭を完全に消臭していきます。
腐敗臭の厄介なところは、死後数日経った頃から徐々に発生し、そして床や壁、家財類などに付着することです。
一般的な消臭剤では簡単に消臭することができないため、専用の消臭剤やオゾン脱臭機を使うことになります。
オゾン脱臭機は、臭いのレベルに応じて消臭にかける時間と日数が決まっているので、そのレベルを超えないように注意しなければなりません。
特殊清掃は生半可な体力と精神ではできない
消臭作業を行うには、体力はもちろん、凄惨な惨状に耐えられる精神力が必要になります。
この腐敗臭は、日常で経験するようなものではなく、言葉では言い表せないほどの異臭、もしくは今まで嗅いだことがない悪臭です。
作業員はこの悪臭に耐えながら消臭作業を行わなければならないので、大変過酷な現場になります。
さらに過酷なのは、悪臭を放つ原因である遺体現場を直視しなければならないということです。
ごみ屋敷内での特殊清掃の場合は特殊清掃を行うことになって、初めて遺体が発見されるケースも少なくありません。遺体を発見した場合は直ちに警察に通報し、それから特殊清掃を始めることになりますが、現場に残るのは悪臭や腐敗臭、そしてさっきまで遺体があった場所の清掃作業です。
また、ご遺体があった部屋は腐敗臭が充満しており換気のために窓を開けてしまったらご近所から苦情が来てしまいます。そのため、真夏の暑い中も締め切りの室内で防護服に身を包み作業を行うしかないのです。作業員たちは否応なしにその現実に立ち向かうことになりますので、過酷な清掃作業に耐えられるほどの体力、そして現実を受け止める精神力の強さが求められます。
特殊清掃員として働く人はどんな人?
全体的な特殊清掃を行う特殊清掃員は30代後半から40代の方が多いです。
もちろん20代の特殊清掃員もいますが、遺体現場の清掃作業が主な業務なので、凄惨な現場を直視して徹底して原状回復する過酷な現場に耐えられない人も多いのです。
過酷な清掃業務を徹底して行うために、かなりの体力が求められるので、男性が8割、女性が2割と男性が多く活躍しています。
特殊清掃を行うことで気を付けなければならないこともたくさんあります。
細心の注意を払って作業を行うことが求められます。
私たちスイーパーズがどんなことに注意しているのか、次に説明しましょう。
特殊清掃員はどんなことに注意するのか
まず、私たちスイーパーズを初めとする特殊清掃員は次のようなことに注意しています。
- 感染リスク
- 近隣住民への二次被害
- 適切な施工
- 適切な料金設定
それでは、特殊清掃員が一般的に行っている注意点について順に解説しましょう。
感染リスク対策
特殊清掃で最も重要なことは、作業員全員の感染リスクや近隣住民への二次感染リスクを防ぐことです。
特に近隣住民への二次感染リスクを防ぐには、とにかく害虫や悪臭などを外部に漏らさないように窓や玄関を開けずに作業を行う必要があります。
もちろんこれは亡くなった人が感染症を患っていた場合の話です。その人がどんな感染症を患っていたか、そもそも感染症を患っていたのかということまでは把握できません。
しかし、亡くなった人が感染症を患っていないとは断定できない状況での作業ですので、毎回感染症の感染リスク対策を行う必要性があるのです。
人間は死亡して数時間程度たつと腸内細菌が有機物を分解しはじめて、腐敗ガスを発生させます。
そこから遺体の腐敗が進み、発見が遅れるほど部屋中に腐敗臭を充満させるので、近隣住民が異臭を感じ取れるようになります。
また同時に、数日でハエやゴキブリ、蛆などの害虫が発生し、瞬く間に増殖して部屋の隙間から脱出し、他の部屋に侵入します。
害虫たちは遺体の養分を吸収して増殖するため、感染症を患った遺体から増殖した害虫が近隣住民の住む部屋に侵入すると、重大な二次感染を引き起こすリスクがあります。
そうした事態を避けるためにも、根本的な発生源から駆除しつつ、ほんの小さな隙間も見逃さずに害虫を駆逐することが重要です。
作業員は全員防護服と防毒マスクを着用し、消毒剤の散布などを行うのが基本です。
近隣住民への二次被害
上述した対策に加え、特殊清掃員が注意するのは、作業中に窓や玄関を開放しないことです。
悪臭や異臭などを感じると、誰しも窓や玄関を開放させたくなるものですが、特殊清掃は換気を絶対に行いません。
作業中に窓や玄関を開放してしまうと、近隣住民に腐敗臭や悪臭をまき散らしてしまい、害虫までも外に放出され近隣住民を襲うなど様々な被害をもたらしてしまいます。
近隣住民に迷惑をかけてしまうと、根本的な問題の発生源である作業員はもちろん、心労が積み重なっている依頼主にも多大な負担をかけてしまうことになります。
そのようなことが絶対に起こらないように、作業中に窓や玄関を開放することは厳禁です。
もちろん業者によって方法には違いがありますが、きちんとした業者なら、近隣住民に迷惑をかけないように細心の注意を払って作業することを第一に考えてくれます。
適切な施工
特殊清掃を行う上で特に重要なのは、適切な施工です。
最終的な目標は、その部屋をすべて元通りにする原状回復を行うことです。
業者によって、その過程の施工には違いがあります。
技術や経験が不足している業者に依頼すると、表面上しか綺麗にしてくれないケースがあります。
本来、特殊清掃は根本から綺麗にしなければ再び悪臭を発生させてしまうものですから、徹底的に取り除かなければなりません。
しかし、表面上しか綺麗になっていないと、床下や階下にまで染み込んだ体液や血液が除去されていないので、再び悪臭を発生させてしまうのです。
いくら綺麗になったように見えても、業者が帰った後で再び悪臭が発生してしまうので、根本的な解決になりません。
業者の中には、オゾン脱臭機を長時間かければ必ず消臭できるはずと決め込んでいるケースもあります。
もちろんオゾン脱臭機は腐敗臭や悪臭をも消し去る優れた消臭機能を持っているのですが、それは根本的な臭いの元を除去できていればの話です。
臭いの元が除去されていなければ、いくらオゾン脱臭機を使っても再び悪臭を発生させてしまうことになります。
オゾン脱臭機を長時間稼働させることで高い料金を請求する業者もありますので、業者は厳選する必要があります。
優良業者なら、きちんと根本的な場所の除去を徹底して行います。完璧な作業を期待できますよ。
適切な料金設定
私たち特殊清掃会社が注意することのひとつは、お客に納得してもらえる適切な料金設定です。
料金は作業内容によって大幅に変動するので、完璧な作業をするためにいかに無駄な作業を省けるか、私たち業者はいつも考えています。
前述したように適切な加工をすれば、完璧な作業を行った上で適正価格を提示できますが、技術や機材、資材経験が伴っていない未熟な業者だと、無駄に日数をかけたり、不用品をすべて廃棄扱いにしたり無駄な動きが多かったりします。
それで臭いの根本を除去できていればまだ良いかもしれませんが、引き渡し時にも臭いが消えずしまいには、適正価格よりも高い料金を追加で請求する可能性が高いでしょう。
それで後から再び悪臭が発生してしまうようなことになったら、業者に依頼した意味がありません。
優良業者は、確かな技術や経験を元に、確実かつ迅速な作業で適切な価格設定を行い、依頼主に納得していただけるようにしています。
特殊清掃に依頼するメリットとは?
特殊清掃会社に依頼すると、下記のようなメリットがあります。
- 経験がない人の代わりに迅速に対応してくれる
- 業者によって供養やリフォーム、遺品整理などを行ってくれる
- 腐敗臭や悪臭が嘘のように消臭される
- 安全な作業で原状回復
- 近隣住民に迷惑がかからない
- 精神的な負担が少ない
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
経験がない人の代わりに迅速に対応してくれる
特殊清掃を依頼する最大のメリットは、遺族の方や管理会社、物件のオーナーとの間に特殊清掃会社が入ってくれることによって、特殊清掃の経験がまったくない人の代わりに専門家が迅速に対応してくれることです。
家族の訃報によって動揺したり悲しみに暮れたりしている中、管理会社や物件のオーナーから、早々に原状回復して部屋を明け渡してほしいと言われるケースは少なくありません。
しかし多くの遺族は、突然の訃報で混乱している状態で、何からやればいいのか分からず困ってしまうことがほとんどです。
そんなとき、特殊清掃業者が間に立って、遺族の代わりに管理会社や物件のオーナーと話を進めてくれます。
遺族が抱えた心労を少しでも軽くできるように、特殊清掃業者は親身に対応してくれますから、非常に心強い存在です。
業者によって供養やリフォーム、遺品整理などを行ってくれる
特殊清掃業者が行うのは清掃や消臭だけではありません。業者にもよりますが、遺品整理や不用品の処分、供養、リフォームなども行ってくれます。
原状回復を行うことが特殊清掃業者の最終目的と言えますので、それにつながることであれば、別途費用はかかりますが、遺族に変わって遺品整理をしたり不用品を処分してくれたりもしてくれるのです。
本来なら、リフォームや遺品整理、不用品の処分などの必要性があった場合、それぞれ専門の業者に相談するのが一般的ですよね。
特殊清掃会社に一括して依頼できるのは、別の業者を探して相談する手間がかからない点で大きなメリットです。特殊清掃から全て同じ業者に依頼できるのですから。
別々の業者に依頼しなければならないと、あらためて見積もりをとったり、作業内容の説明を聞いたり、何かと時間がかかってしまいますよね。
特殊清掃業者が一括でそれを行ってくれるなら、そういった手間もかかりませんから、スムーズに原状回復を完了できるのです。
特殊清掃の業者選びをする際には、遺品整理や不用品の処分などにも対応しているかどうかを、ぜひ確認してみてください。
腐敗臭や悪臭が嘘のように消臭される
孤独死や孤立死などで亡くなってからも放置された遺体は、数時間程度で腐敗ガスを発生させ、徐々に害虫が増殖し始め、体液や血液などが染み出して腐敗臭や悪臭を発生させています。
長く放置され続けるほど臭いは酷くなり、マスクでは防ぎきれないほどです。
腐敗臭や悪臭は部屋に充満して染みつくため、一般的な消臭剤などでは、とてもではありませんが、到底臭いを消しきることなどできません。
しかし、特殊清掃業者は、専用の消臭剤やオゾン脱臭機などによって臭いの発生源を根本から徹底的に消臭します。
痕跡も何もかもを一切残さずに消してしまうのは、特殊清掃業者だけが成しえる業です。
安全な作業で原状回復できる
私たち特殊清掃のプロとして言わせていただくと、遺体がある部屋の清掃を個人で行うことはまったくおすすめできません。
なぜなら、腐敗臭や悪臭に耐えることは普通の人には苦行でしかありませんし、体液や血液、害虫などからの感染リスクがあるからです。
感染症のリスクがあるので、個人が清掃を行うと感染症にかかる二次被害が発生する可能性があります。
特殊清掃業者は、防護服や防毒マスクを初めとする感染症対策を入念に行って作業を行っていますので、より安全に原状回復できます。
亡くなった人が感染症にかかっているかどうかは断定できませんが、感染リスク対策を怠らないようにするためにも、業者に依頼することをおすすめします。
近隣住民に迷惑がかからない
遺体を放置する時間が長くなれば長くなるほど、腐敗臭や悪臭、害虫の増殖など様々な問題が拡大し、近隣住民に多大な迷惑がかかります。
自分で掃除するとしたら、換気のために窓や玄関を開け放たなければとても作業できないでしょう。しかし、窓を開けた途端に臭いや害虫を部屋の外に開放してしまうことになりますので、ますます近隣住民に迷惑をかけることになります。
特殊清掃業者であればプロの技術と高い経験によって、すべての作業を迅速に行ってくれます。
感染リスク対策として窓や玄関を開けずに作業しますので、近隣住民に迷惑をかけることはありません。
害虫や臭いの発生源を根本から絶つので、それ以上近隣住民に迷惑をかけるリスクを抑えられることが、特殊清掃業者に依頼する最大のメリットであると言えます。
精神的な負担が少ない
身内を亡くした遺族の方々に一気にのしかかる精神的な負担は、本当に計り知れないものです。
もちろん身内が亡くなったショックも大きいのですが、そんな中で遺体を運び出し、葬式などの準備を行うなどの負担があり、さらに腐敗臭などの臭いにも耐えながら原状回復を行わなければならないのは、そんな状態の遺族にはとても荷が重い状態です。私たちスイーパーズは、精神的に参ってしまう遺族の方をたくさん見てきました。
特殊清掃業者を利用すれば、徹底した原状回復を行ってくれるので、遺族の精神的な負担は大幅に軽減されます。
遺族の代わりに管理会社や物件のオーナーと話を進めてくれますので、遺族は安心して葬儀などに集中できるでしょう。
特殊清掃は自力でできるのか?
もし特殊清掃を業者に依頼せず、自力で行うとしたら、そのメリットは、特殊清掃を依頼する際に発生する費用がかからないことだと思います。
特殊清掃は、一般的な清掃サービスよりも料金が高いですから、それを費用が高いと感じる人がいることはしかたがないことです。
ただし、特殊清掃を業者に依頼せずに自分で掃除すると、以下のデメリットが発生します。
- 臭いが残る可能性が高い
- 大家から拒否される可能性がある
- 清掃に時間がかかる
- 感染リスクがある
普通の人ができることは、業者に比べると自然と限られます。
いくら頑張って綺麗にしたとしても、それは表面上を綺麗にしただけで、臭いの発生源を除去できていない可能性が高いです。
発生源が残っていると再び臭いが発生してしまいます。
それが、プロである私たちが個人で清掃するのをおすすめできない最大の理由です。
一般の人は専門家ではありませんから、清掃に大変な時間がかかると思います。
これも問題です。時間がかかりすぎると、それだけ感染リスクも高くなりますし、近隣住民に迷惑がかかることになるからです。
特殊清掃に関する知識がない人が対策をせずに清掃すると、感染症にかかった人から発生した腐敗臭や悪臭などを介して感染症にかかってしまう可能性があります。
また、たいていの大家さんは、素人の個人が清掃することを拒否するでしょう。
大家さんは、基本的に早く原状回復して明け渡してほしいと考えています。時間がかかる上に臭いが残る可能性があることを考えれば、業者に頼んでほしいと思っているのです。
個人で清掃するより費用がかかっても、特殊清掃業者に依頼した方がずっと早く、確実に解決できます。
特殊清掃は専門業者に依頼するのがおすすめ
特殊清掃という仕事についてはあまり知られていませんが、孤独死や孤立死などが増えていくであろう今後、需要は高まっていく傾向にあります。
もし遺族が孤独死などをして、その部屋を一刻も早く片づけなければならないような状況に遭遇したら、自力で清掃するのはおすすめできません。大変過酷な作業になるだけでなく、ご自身にも感染症のリスクがあり、時間をかけすぎるとを近隣への迷惑が拡大してしまうからです。さらに、専門の業者のように完璧な作業を個人が行うことは不可能ですから、臭いなどが再発する可能性が高いからです。
特殊清掃業者に依頼した方が迅速かつスムーズであり、感染リスクを抑え、近隣住民への迷惑にならないなどの様々なメリットがあります。
もしも原状回復が必要な時は、特殊清掃業者に依頼するのがおすすめですよ。
特殊清掃・遺品整理・災害復旧などを専門とするプロ集団、それが私たち「スイーパーズ」です。
様々な現場で培った知識と技術を生かしたサービスで、どのような状態の現場でも諦めることなく原状回復させます。
お気軽にスイーパーズまでご相談ください。