ご依頼経緯
ご子息様からのご依頼。「先日、父が亡くなってしまい実家の片づけをお願いしたい」とのこと。マンションやアパート等の一室とは異なり、戸建てになればその分必然的に物量も増え、時間もかかります。ご息子様は現在離れたところに暮らしており、お仕事のご都合もあるため迅速な対応が必要になります。
現場状況
室内はゆったりとした和室。生前愛用していたであろう食器類や衣類がそのまま残っていました。また、お父様は軽度の「認知症」を患っていたそうでネットショッピング等で様々な物を買ってはそれを繰り返してしまっていたようです。しかし、その他にも家族写真やアルバム、息子様が幼いころに学校で使用していた物など思い出深い品がいくつも出てきました。ご依頼者様もそれらを見て懐かしさを感じていらっしゃいました。
作業内容
こちらは事前にお客様の方で貴重品などはまとめてくださっていたのですが、作業中に思わぬところから現金や貴金属類が確認できました。
①ご遺品整理…計4部屋「貴重品や可燃物、家電などの不燃物の仕分け」→
②それら不要物の搬出・簡易清掃
作業完了
キッチンやリビング、居間など計4部屋を無事に空の状態にすることができました。今回は物量も多く駐車場が狭くトラックが入れない状況だったため2日間に渡り搬出を行わせていただきました。今後こちらの物件は売買も視野に入れて検討されるとのことでした。高齢の方に多い傾向なのですが、「まだ使える物だから今は捨てなくても大丈夫」このことの繰り返しがいずれご自宅のごみ屋敷化につながってしまうケースも多いといえます。「認知症」だからということではなく、誰にでも起こりうる現状なのです。