ご依頼経緯
最近ではテレビでも報道される機会が多くなったペットの多頭飼育崩壊現場。猫による多頭飼育が圧倒的に多いですが今回は犬による現場です。弟様が相続したご実家が大型犬の多頭飼育崩壊となってしまいごみ屋敷化してしまっている。ご近所からの苦情や行政や愛護団体、警察からの指導が入っているのでできるだけ急ぎでの対応をとのことでした。ご依頼者は他にお住いのお姉さまからのご依頼です。
現場状況
室内は湿度がかなり高くじっとりとしていました。猫ほどのきつい臭いはないものの排泄物の臭いが充満しております。秋田犬やセントバーナードといった大型犬が15‐18匹ほど放し飼いに近い状況で室内にいました。近隣からは犬が脱走し大きいから怖い、悪臭で害虫がひどい、24時間犬が吠えていてうるさいなどの苦情が来ておりました。餌の缶詰のフタや缶詰が変形し鋭利になり犬の足に食い込んで血が出ている犬もいたり飲み水欲しさに空のバケツを必死にひっくり返す犬もいました。
たくさんいる犬たちは人には慣れていてかみつくこともなく遊んでほしさに飛びついてくる犬、おびえて物陰から出てこない犬、ずっと吠えたままの犬・・今回はお姉さまがご両親のご遺品整理がしたいとのことでお荷物の搬出作業がメインでした。 お母様がご健在の時にはきれいだったご立派なご自宅だったはずです。 収納内は丁寧に収納されていました。搬出作業は足場が悪く通常よりも時間がかかりましたが、無事に終了しお引渡しとなりました。 今後犬たちは愛護団体へお任せし再度室内清掃にとりかからせていただくこととなりました。
今回のような他者から見たら完全に多頭飼育崩壊現場でも飼い主様が手放さない限りは行政や愛護団体も介入できないことが大半です。今回は最終的に行政と愛護団体が動いてくれたことにより犬たちは清潔な環境で暮らすことになり一安心です。
ご依頼詳細
ご依頼者:ご親族様
場所:千葉県松戸市
作業時間:2日間 ※ご遺品整理作業
作業人数:4名
建物:戸建住宅 4DK