冬場の乾燥した時期に増えるのが火災。今回は12月上旬。機材の保管場所として借りている倉庫内で漏電による火災案件です。お客様の会社は年末の繁忙期の中、仕事を休みにするわけにもいかず火災臭のなかも通常業務をこなされている状況でした。なんとか年内にもしくは年明け早々には復旧してほしいとのご依頼をいただき作業開始となりました。
現場状況
全体的に煤が回ってしまい1階の火元から3階フロアにまで焦げ臭いにおいや煤が漂っていました。火災現場では火元となる場所は電気が使えないため、充電式の投光器を使い倉庫内でスタッフさんが作業をされていました。
軽量鉄骨でできている間仕切りは、賃貸当初からあるもので前入居者が作った間仕切りだったそう。今回はついでにこちらも解体してほしいとの要望があったため解体作業も同時に行っていくことになりました。
※解体し産業廃棄物として搬出する場合も煤除去は必須作業となります。
解体の範囲はお客様とご相談しながら作業していきます。年末の繁忙期ということでお客様側もフロア内で作業を行っているため機材に煤が飛ばないよう気を付けながらの作業となりました。
現場にはアスベストやダイオキシンをはじめとする人体に有害な物質があふれています。煤や焦げ跡などからの臭いもなかなかなくなりません。薬剤を使用し煤を落としていきます。
煤の除去を行ったのち、ニオイそのものを閉じ込める特殊薬剤によるコーティングなどの技術を使い高い脱臭をおこなっていきます。今回はコーティングのあと塗装のご依頼もいただいたのでご指定のカラーに塗装を行っていきました。
漏電していた電機の復旧作業も終わり、外に移動していたお客様の機材の搬入も終えこの段階でほぼ臭いは消えていましたが、オゾン燻蒸を行い仕上げとさせていただきました。
今回は年末の忙しい時期に火災が起きてしまいお困りでしたが、迅速な対応や作業中に施工ができたことでお客様側のお仕事が止まることなく復旧消臭できたことが何よりでした。
火災現場の消臭や煤の除去はダイオキシン問題もありご自身で行うのは困難を極めます。
火災現場の消臭や復旧作業はぜひご相談ください。
今回のように火災保険を使用する場合でも問題なく対応可能となっております。
罹災証明の取得方法から原状回復工事まで一括して弊社で行う事が可能です。