ご依頼経緯
マンションを管理する都内の管理会社様より緊急対応のご連絡。管理物件で朝方に飛び降り自殺があり他の住民の通路となる場所なので早急に対応してほしいとのことで、緊急対応に向かいました。今回のような人目に触れてしまう場所での自死はご遺族だけでなく、他の住民への精神的な問題もあるため早い対応が求められます。
現場状況
大量の血液がアスファルトに広範囲に広がり、一部残された肉片がそのままの状態でした。マンションにお住いの住民も何事かと見ているそんな状況。明け方の出来事ということもありご遺体を目撃した方はわずかでも情報が回るのが早くはやく何とかしてほしいとの声も。
作業風景
肉片に関しては故人のお身体の一部のためご遺族様のご確認を取らせていただき対応していきます。広範囲に広がった血液は時間の経過に伴いアスファルトに浸透し除去がしにくくなってしまうため時間との勝負。またアスファルトやコンクリートは使用する薬剤によって劣化させてしまうこともあるため注意が必要です。広範囲だったこともあり薬剤を使用しながら高圧洗浄を行いバキュームで水を吸い取る作業を行いました。こすりながら洗浄、消毒、吸引を複数回繰り返しアスファルトに浸透した血液の跡を除去していきました。アスファルトやコンクリートの場合濡れた状態では分からなくても、乾燥するとシミが浮き出てしまうこともあるため何度も確認を行っていくことが大切です。
作業を終えて
仕事柄“自死”の現場に直面することが多くあります。故人がなぜこの場所でこのような最期を選択したのかを考えてしまうものです。特殊清掃=孤独死・・というイメージが世の中一般的かもしれませんが昨今、増え続ける自殺者の最期の清掃を請け負うのも私たち特殊清掃業者なのです。
作業詳細
依頼者 管理会社様
作業場所 茨城県牛久市
物件 マンション
作業日数 1日