コロナ禍でペットを飼う方が増えたとニュースで放送されていました。
残念ながら飼い主様が孤独死してしまった場合、多くの場合でペットも亡くなってしまいます。 警察がご遺体の回収を行うのは当たり前ですが人のみです。
例えば、孤独死とはいえ発見が早くまだペットが生きていたとしても残念ながら保護してくれることはありません。
今回のご依頼は飼い主様とともに亡くなってしまったペットの特殊清掃についての事例です。
ご依頼経緯
HPよりご子息様よりLINEにてお問合せ。 お父様がご自宅にて孤独死されてしまい警察より室内には犬も亡くなりひどい状況と伝えられたそう。息子様は実家を出ており実家近くの特殊清掃業者数社に見積もりを取るもののあまりの高額さ(¥660,000というところもあったとか)やお断りされることが続きに頭を痛め、少し距離のある弊社に連絡をしたそうです。 ペットの場合飼い主様が火葬を望まれない場合は、悲しいことですが法律上可燃ごみとして処分されてしまいます。 弊社のご提案内容は、愛犬をきれいに棺代わりの箱に納棺、提携させていただいているペット火葬車にて火葬後樹木葬による永代供養というものです。 ペットも人間同様亡くなってしまった後は腐敗が進み体液があふれ出てしまいます。 遠く離れて暮らしていた息子様が愛犬の棺におやつやお花を入れられるようにお話をさせていただきました。
現場状況
お電話時にお伺いしたように愛犬はリビングにて横たわるように亡くなってしまっていました。 飼い主様が先に亡くなられ餌や水がなかったことが原因と思われます。 すぐ近くには餌が入ったプラスチックケースがあったにもかかわらず漁った形跡はなく、いたずらを普段からしないいい子だったことが分かります。 私たちが普段作業に入る特殊清掃現場にはご遺体はありません。 しかし、今回のようにペットがいるケースは少なくないのが現状です。
ハエや蛆が群がってしまってしまっていましたが、幸いまだ体はしっかりしていたのでできる限りそれらを取り除き棺代わりの箱に納棺させていただきました。 ペットも大切な家族の一員です。きれいな状態で飼い主様とお別れできるようにさせていただきました。 その後の作業は通常通り、消毒剤を使用し体液や血液の洗浄消毒をしっかりと行いました。
ペットの火葬車はその場で火葬からお骨上げまでお客様がご希望されれば行う事ができます。 自宅まで来てもらえるのでお客様にも好評です。
今回は火葬会社さんに骨壺などは用意していただきました。お客様のほうで諸事情によりお骨はお持ち帰り困難のため、ほかのわんちゃんたちとともに大きな桜の木の下に永代供養とさせていただきました。今頃はお友達と一緒に虹の橋を渡り駆け回っていることかと思います。
作業詳細
ご依頼者 飼い主の息子さん 作業場所 茨城県神栖市 作業内容 ペット特殊清掃及び火葬 費用 70,000円 火葬費込み