ご依頼経緯
過去に弊社をご利用いただいたリピーター様からのご依頼。分譲マンションに入居されていたご親族様が、病で亡くなってしまい「遺品整理」をお願いしたいとのことでした。あらかじめお取り置き品や遺品整理をしていただいた後のため大半が処分してほしいというものです。
現場状況
入居されていた方が学校の講師をされていたようで授業のために作られた資料や生徒たちからのメッセージなどが多く見受けられました。また、旅行がご趣味だったようで各地のご当地物のインテリアや工芸品などが、奇麗に飾られていました。ベランダには数多くの植木鉢があり、こまめに手入れされた植物が花を咲かせていました。
今回のお宅は、ピアノが得意だった故人様が防音室を造作されており、防音室の中にはピアノが2台あり、楽譜が傍に添えられていました。学校で生徒たちの前で弾いていらっしゃったのでしょう。ピアノなどの重量がある家具がある場合は搬出費の兼ね合いもあり、高額になりがちです。また、今回の物件のようなパターンは稀ですが、ピアノ本体がお部屋の入口の幅より広いためそのまま搬出することができません。ご依頼者様に確認させていただいたところ、分譲開始時は他の棟が建設されていなく、敷地内にある植木類もなかったため、ユニックを使用し室内にピアノを搬入していたとのこと。
そこから数十年がたち、植木や他の棟が建設され、ユニックを使用しての搬出が物理的に不可能な状況となっておりました。
その場合、楽器類を専門的に扱っている業者に依頼し、一度分解した上で運び出す必要があります。
作業内容
- ご遺品整理…貴重品と不用品「可燃物、家電などの不燃物」「貴重品」の仕分け・搬出
- 簡易清掃…全部屋「トイレ、浴室含む」のクリーニング
今回、ピアノの搬出は後日に回し、室内には特に破損個所等も見られずご依頼も「遺品整理」のみのため、全室内のご遺品整理をさせていただいた後に簡易清掃を行わせていただきました。
作業完了
後日故人様がご希望されていた通り、ピアノは分解し搬出、その後ピアノを譲りたいとおっしゃっていた方のご自宅に設置させていただきました。
貴重品のご確認をさせていただき、無事お引渡しとさせていただきました。
「遺品整理・家財整理」をお考えの方で特に気になる点としては、「費用」の部分ではないでしょうか。処分費や清掃費など、室内の状態や物量に応じて金額は異なります。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、お客様ご自身で処分するのと、業者が処分するのとでは金額に大きく差が出ます。
ご自身で処分可能なものは、事前に処分しておくなど、手軽にできることをしておくことで「遺品整理費用」を抑えることが可能です。
家財の量が多い場合や今回のように階段作業がある場合はご相談ください。
ご予算に応じたご提案もさせていただきます。