床が抜けていることに気が付いていないお客様は案外多いものです。“そんなはずはないでしょう”なんて声が聞こえてきそうですが、毎日生活していても気が付かないものなんです。なぜならば・・床が見えていないから。そして床が抜けた穴にも物やゴミが入っていくので意外と水平を保っているんです。そうはいっても、ご高齢のお母さまが一人で暮らすには危険すぎるのでお引越しをするためにお片付けする運びとなりました。
室内の状態
写真のように物が多い場合は全く床が見えません。ゴミや物の上に何故かタンスやチェストが置かれた異様な室内。多くの【物屋敷】や【ゴミ屋敷】の方は本人でさえ床近くに何があるのか分からないことが多いのです。足場が悪いので高齢者でなくても転倒のリスクはありますし、床が抜けているので害虫(ゴキブリやねずみ)も多く発生していて健康状態にも影響がないはずありません・・
作業風景
かなり足場が悪い中穴に埋まっているものやゴミをひたすら拾い続けていきます。この作業は翌日の筋肉痛につながるんです。私たちスタッフでさえ柔らかくなった畳にうっかりはまってしまったり危険な作業。お母さまが穴に落ちなくて本当に良かったです。
作業完了後
この2部屋をメインに生活されていたお母様。作業完了時の床の穴に驚かれていました。畳の一部はもう朽ちてしまい一部は土に還っている状況。今回こちらのお宅は大家さんのほうで解体されるとのことでしたのでこの状態でお引渡しです。
作業を終えて
今回のように物が多いおうちやゴミ屋敷になってしまっている場合、重さや生ごみなどの湿気から畳が傷んでしまい気づかぬうちに穴が開いてしまうことがあります。賃貸物件であれば、通常の暮らしではありえない破損となり退去時に現状復旧を求められることもあるでしょう。今回のように高齢者の一人暮らしでは穴に落ちけがをしてしまったりと何一ついいことはありません。メインで生活をする一部屋だけでもいいので綺麗にするためのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
自分では片づけのが困難な場合はこちらを参考にしてみてくださいね!
作業詳細
依頼者 ご親族様
作業場所 茨城県つくば市
物件 戸建て賃貸
作業日数 2日
搬出荷物 3トントラック4台分