天井までのゴミ屋敷状態の賃貸アパートで孤独死がおきてしまった・・

ご遺品整理ゴミ屋敷清掃特殊清掃

2024.10.21

ご依頼経緯

“管理物件内で孤独死が発生してしまったようです。近隣から臭いと害虫に関するクレームが多く来ているので早急に対応してほしい”とのお問い合わせをいただき現場に急いで現場に駆け付けた案件です。
比較的交通量の多い道路に面したアパートの1階、室内は2DKの間取り。玄関の入り口からどの部屋が対象なのかわかるほどの臭いとハエが玄関ドアに集まっていました。故人のお子さんは遠方にお住いの為、作業は弊社に丸っとお願いしたとのことでした。

現場状況

ゴミ屋敷だと警察からの事前情報があったこちらの物件は玄関からあふれんばかりのもの。
玄関扉を開けると積み重なったごみのうえから郵便物が雪崩をおこしドアの外へでてきました。
玄関を入るとダイニングキッチン。ゴミを乗り越え、居室入口部分へ。
お見積り時、故人がどこで最期を迎えたのか事前情報がなかったため慎重にゴミをよじ登っていきました。
故人は積み重なった山の上で寝起きしていたようで、ご遺体跡は積み重なった家財の山の一番高い場所にありました。体液ｋ
このような状態での特殊清掃は中々大変なものです。積み重なったもののどこまで体液が浸透してしまっているのかが分かりにくいためです。写真撮影をしている場所はキッチン部分ですがこちらもゴミが多く私が室内に入ったことで数十匹のゴキブリが壁を登って逃げていました。

今回は室内の家財道具を全て搬出し消臭作業まで行います。

作業風景

玄関、キッチン、居室、浴槽と同時に仕分け作業を行い動線確保。物を運び出すためにはトラックまでの動線確保が大切になります。今回の故人様は70代前半男性。お酒が好きだったようでビールの缶がたくさんありました。食事は主にスーパーのお惣菜やコンビニ。容器がそのままのためゴキブリがものすごい数だったことが印象的です。この室内での生活は何かと不自由が多かったに違いありません。ゴミの山をよじ登りゴミのうえで寝る生活・・もっと早くに気付いてあげていれば在宅死(孤独死)は防げたのかもしれません。そう思うと何とも言えない気持ちになってしまいます。

作業完了

家財を搬出し終えた段階の写真です。ここから室内清掃を行いお引渡しとなりました。170cmほどの高さにまで積み重なった荷物がなくなりすっきりしました。今回は追加で室内のほか軽自動車の車内清掃、買取も行わせていただきました。今回のようなものが多い中での特殊清掃、遺品整理は実は意外と多いものです。ご親族様が室内から葬儀や相続に必要な物を探し出そうにも玄関先で入室出来ず困ってしまった・・なんてことはよくあります。そんな時は私たちのような業者に相談だけでもしてみてください。何かしらお役に立てるはずです。