※Yahooニュースジャパン記事https://news.yahoo.co.jp/articles/f8de9e281574543ad59a76251b35cb9243db9938
豪雨や台風などの自然災害によって、住宅の床下が浸水してしまうことがあります。
一見、被害が限定的なように見える床下浸水ですが、実は放置しておくと深刻な問題を引き起こす可能性があります。
床下の見えない世界では、想像を超える被害が発生している可能性があります。
水が溜まったまま放置すれば、カビや悪臭が発生し、家屋の構造を損傷させたり、健康被害を引き起こしたりする恐れがあります。
さらに、シロアリなどの害虫が発生し、二次被害を招く可能性も高くなります。
床下浸水は、目に見えないだけに深刻な問題です。
しかし、適切な対処をすることで、被害を最小限に抑え、安全な住環境を取り戻すことができます。
この記事では、床下浸水・消毒においてよくある質問、原因、被害、そして適切な対処方法、さらに業者選びのポイントについても、詳しく解説していきます。
床下浸水でお困りの方や、将来の被害に備えたい方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
目次
床下浸水後の消毒においてよくある質問
Q1. 床下浸水後の消毒は必要ですか?
A1.厚生労働省の見解では、床下浸水後の消毒は、原則として必要はないとされています。
しかし、 多くの理由から床下浸水後は消毒が必要であるといえます。
床下は地上程、空気の循環が良くないため、水が残っているとカビや雑菌が発生・繁殖しやすい環境にあります。
そのため、消毒を行うことで、二次被害を防ぎ、衛生的な環境を保つことができます。
Q2. どのような消毒薬を使えばよいですか?
A2. 一般的な家庭用塩素系漂白剤を水で薄めたものを用いるのが一般的です。
ただし、近年の家屋の基礎部分には、金属製品が使用されている場合がほとんどです。
塩素系漂白剤は金属を腐食させるため、金属製の家具や設備がある場合は、別の消毒薬を使用する必要があります。
私たちのような水害復旧業者は、建物や人体に害のないものを使用して消毒を行います。
ご自身で消毒を行う際は市販されている以下のようなものをご使用ください。ドラックストアや薬局で購入が可能です。※使用の際は安全面にご注意ください※
消毒薬 | 使用濃度 | 適しているもの | 消毒方法 | 注意点 |
次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤など | 0.02%(濃度6%のものを使用する場合は、薬液を300倍になるように水で薄める) | 飲食器具、調理器具、台所用品、おもちゃ、プラスチック製品など | 薬液に5分程度浸してから水洗いする。 金属製品には使用しない。 | 塩素系漂白剤は、衣類や家具、床などを変色させる可能性がある。使用前に目立たない場所で試してから使用する。 塩素系漂白剤は、他の洗剤や消毒薬と混ぜると、有害なガスが発生する可能性がある。混ぜないこと。 |
塩化ベンザルコニウム(逆性石けん) | 0.1%(薬液を100倍になるように水で薄める) | 家具、床、壁、衣類など | 雑巾に浸して拭き取る。 ゴム製品には使用しない。 | 塩化ベンザルコニウムは、塩素系漂白剤と混ぜると、効果がなくなる可能性がある。混ぜないこと。 |
アルコール消毒薬 | 薄めずにそのまま使用する | 手指、皮膚 | 手指を30秒以上もみ洗いする。 皮膚の場合は、患部に塗布する。 | 効果が持続しないため、こまめに消毒する必要がある。 |
食品用アルコール | 薄めずにそのまま使用する | 食品 | 食品に直接かける。 | |
重曹 | 床、家具、衣類など | 水で溶かして使用するか、そのまま振りかける。 | 消臭効果がある。 |
ゴム手袋、マスク、ゴーグルなどを着用する。
換気を十分に行う。
目や口に入らないように注意する。
子供の手の届かないところに保管する。
Q3. 消毒方法は?
A3. 以下の手順を行った上で消毒を行います。
- 排水作業
- 洗浄作業
- 乾燥
- 消毒
①水の排水、除去作業を行う
水に浸かった建物や家財道具は、腐食やカビなどの原因となり、劣化が早まります。そのため、速やかに水を排水することで建物や家財道具の被害を軽減することができます。
また、浸水した水には、下水や汚物が混ざっている場合が多く、感染症を引き起こす可能性があります。いち早く排水することで感染症の予防に繋がります。何よりも排水作業を行う事で復旧作業がスムーズに進められます。
※感電に注意する:電気系統が水に浸かっている場合は、感電する危険があります。感電しないよう、必ずブレーカーを落としてから作業を行ってください。
浸水時の排水方法浸水時の排水方法は、状況によって異なりますが、以下のような方法があります。
ポンプで排水する:最も一般的な方法です。手動ポンプや電動ポンプを使って、水を排水します。
バケツで排水する:ポンプがない場合は、バケツやタオルを使って水を排水することもできます。ただし、相当な時間がかかりまのでご注意ください。
②泥や汚れの除去作業を行う
泥や汚れの中には、カビやダニなどの有害な微生物が含まれている場合があります。これらの微生物は、アレルギーや呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす可能性があります。泥や汚れを拭き取ることで、これらの微生物の繁殖を抑制し、健康被害を防ぐことができます。また、のちに行う消毒効果を十分に発揮させるためにも汚れの除去は重要となります。
水害時の泥や汚れの拭き方は、状況によって異なりますが、以下のような方法があります。
雑巾で拭き取る:最も一般的な方法です。水で濡らした雑巾を使って、泥や汚れを拭き取ります。
ホースで洗い流す:水圧で泥や汚れを洗い流すことができます。ただし、高圧洗浄を使用する際は、周囲に汚を広げないように注意する必要があります。
高圧洗浄機を使う:頑固な泥や汚れを落とすことができます。ただし、建物の壁や家具などを傷つけないように注意する必要があります。
専門業者に依頼する:広範囲な場合は自分たちで泥や汚れを拭きとりするのが難しいので、専門業者に依頼することの可能です。
換気口の清掃も忘れずに
床下の換気口は、家屋の下部に設けられた通気口で、室内の湿気や熱を外に排出する重要な役割を担っています。しかし、水害時に気付かず放置していると、換気効率が大幅に低下してしまいます。換気口の汚れを落とさないまま放置すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
1. カビやダニの繁殖
換気口は、湿気が溜まりやすい場所です。汚れが溜まった換気口は、カビやダニにとって格好の住処となり、繁殖しやすくなります。カビやダニは、アレルギーや呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす可能性があります。
2. 換気効率の低下
換気口が汚れで塞がれてしまうと、室内の湿気や熱を外に排出することができなくなり、換気効率が低下します。換気効率が低下すると、結露が発生しやすくなり、カビやダニの繁殖をさらに促進してしまう悪循環に陥ります。
3. シロアリ被害のリスク
シロアリは、湿気や暗闇を好む害虫です。汚れが溜まった換気口は、シロアリにとって侵入しやすい場所となります。シロアリが侵入すると、家屋を構造的に損傷させ、大きな被害をもたらす可能性があります。
4. 悪臭発生
汚れが溜まった換気口からは、悪臭が発生することがあります。特に、カビやダニの死骸や排泄物は、強い悪臭を放ち、室内環境を悪化させてしまいます。
5. 家屋の寿命低下
換気口の汚れは、家屋の劣化を早めます。換気効率が低下すると、結露が発生しやすくなり、木造家屋の場合は柱や梁が腐食したり、鉄筋コンクリート造の場合は鉄筋が錆びたりして、家屋の寿命が縮んでしまいます。
床下の換気口の掃除方法
換気口の蓋を外し洗浄、ゴミの除去を行いましょう。たったこれだけで風通しが良くなります。
③素早く乾燥を行う
消毒薬の効果を高める
消毒薬は、乾燥した表面に付着すると効果を発揮しやすくなります。一方、湿った表面では、消毒薬が水で薄まって効果が弱くなってしまうことがあります。そのため、消毒前に乾燥させることで、消毒薬が効果的に作用し、菌やウイルスを死滅させることができます。
濡れたままの状態で消毒を行っても効果がないので、しっかり乾燥させてから行うようにしてください。
④消毒薬塗布
適切な薬剤を選び、適切な濃度で希釈し、消毒薬を作ります。
床下内が十分に乾燥しているのを確認し、刷毛やブラシ、噴霧器等を使用して消毒を行います。
この時、ゴーグルや手袋、マスクを必ず着用するようにしましょう。
使用する薬剤によっては、肌が荒れてしまったり、眼に入ってしまうと危険な物などがあるので十分に注意しましょう。
※消毒だけでなく、床下の作業に自信がない場合は、まずは専門業者に相談してみましょう。
自力で無理に作業を行ってしまうと、二次被害を引き起こしてしまう可能性があります。
Q4. 消毒後に注意することは?
A4. 消毒後は、床下が完全に乾燥するまで換気を十分に行うことが重要です。
また、消毒後も、床下の状態を定期的に点検することが大切です。
カビや異臭がないか、湿気が高くないかなどを確認しましょう。
異常を発見したら、すぐに専門家に相談してください。
Q5. 専門業者に依頼した方がよいですか?
A5. 床下浸水の状況によっては、専門業者に依頼した方がよい場合があります。
特に、以下の場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
- 床下の水量が多い場合
- カビや腐敗臭がひどい場合
- 電気系統に水がかかっている場合
- 自身で消毒を行うのが難しい場合
Q6. 費用はどのくらいかかりますか?
A6. 費用は、業者や床下浸水の状況、作業内容によって異なりますが、基本的には平米数で計算されることが多く、10万円~60万円ほどが相場とされています。
しかし、業者によって価格は大きく異なる場合があるため、事前によく確認しておく必要があります。
Q7. 保険は適用されますか?
A7. 火災保険の「水濡れ保険」に加入していれば、床下浸水の修理費用や消毒費用が保険金でまかなえる場合があります。
ただし、保険金の支払い条件は保険会社やプランによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
床下浸水に多く見られる原因
床下浸水は、家屋の構造や設備に深刻な被害をもたらすだけでなく、シロアリの発生やカビの繁殖など、二次被害のリスクも高めてしまう問題です。
ここでは、床下浸水の主な原因について詳しく解説します。
1. 給排水設備からの水漏れ
床下には、水道管や排水管、給湯管などの給排水設備が通っています。
これらの配管の経年劣化や破損、接続部分のゆるみなどが原因で、水漏れが発生することがあります。水漏れは、目に見えない箇所から発生することもあり、発見が遅れると、床下全体に水が浸かってしまう可能性があります。
2. 雨水の侵入
基礎のひび割れ、外壁の欠損、サッシ廻りの隙間などから、雨水が床下に侵入することがあります。
特に、ゲリラ豪雨などの短時間に大量の雨が降る場合、排水が間に合わずに床下浸水が発生しやすくなります。
3. 地下水
地下水位が高い場所では、地盤沈下や基礎の亀裂などによって、地下水が床下に侵入することがあります。
地下水は水圧が高いため、短時間で床下全体に浸水してしまう恐れがあります。
4. その他
エアコンの排水ホースの破損、洗濯機の排水管の詰まり、加湿器の過剰使用など、様々な原因によって床下浸水が発生することがあります。
~床下浸水は放置厳禁‼~ 起こり得るさまざまなリスク
床下浸水は、目に見えないだけに放置されがちですが、放置すれば健康被害や建物の損壊など、深刻なリスクを招きかねません。
ここでは、床下浸水を放置する具体的なリスクと、早めに対処する重要性について詳しく解説します。
1. 健康への被害
床下は暗くて湿度の高い環境のため、カビやダニなどの有害微生物が繁殖しやすくなります。これらの微生物が原因で、以下の健康被害が発生する可能性があります。
- アレルギー症状:
鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。 - 感染症:
カビやダニが原因で、肺炎やマイコプラズマ感染症などの感染症にかかる可能性があります。 - シックハウス症候群:
カビやダニなどの有害物質によって、頭痛、めまい、倦怠感、吐き気などの症状が現れるシックハウス症候群を引き起こす可能性があります。
2. 建造物への被害
床下浸水によって、建物の構造体が腐食したり劣化したりすると、建物の強度が低下し、倒壊などの危険性が高まります。
特に、木造建築の場合は、腐朽菌(木材を腐朽させてしまう菌)によって木材が腐食し、シロアリ被害にもつながりやすくなります。
- 建材の腐食:
床下浸水によって、床束、土台、大引などの建材が腐食し、建物の強度が低下します。 - シロアリ被害:
湿度の高い環境はシロアリにとって好条件であり、床下浸水によってシロアリ被害が発生しやすくなります。シロアリは木材を食害し、建物の構造体を損傷させます。 - 不同沈下:
床下浸水によって地盤が緩み、不同沈下が発生する可能性があります。不同沈下によって、床が傾いたり、壁に亀裂が入ったりするなどの被害が発生します。
3. その他のリスク
- 悪臭:
カビやダニなどの有害微生物が繁殖すると、悪臭が発生します。
この悪臭は、日常生活に支障をきたすだけでなく、近隣住民に迷惑をかける可能性もあります。 - 損害賠償責任:
賃貸物件の場合は、床下浸水によって階下に被害を与えた場合、入居者が損害賠償責任を負う可能性があります。
~床下浸水の応急処置~ 復旧までの流れ
ここまでは、床下浸水の原因、生じるリスクなどの基礎的な部分について、ご紹介させていただきました。
ところで、皆さんは床下浸水が起きた時の対処法をご存知でしょうか?
「もしも、我が家が浸水の被害に遭ったら…」そう考えたことはありませんか?
そうです。床下浸水に関しては、どのご家庭でも例外なく、起こり得る可能性があるのです。
そこで、いざという時のためにも、復旧までの流れを知っておくことが重要だといえます。
ここでは、実際に床下浸水が起きた際の対処法について解説していきます。
1. 状況の確認と安全確保
- 停電していないか確認し、安全を確保する。
- 床下浸水量が多い場合は、無理に床下に入らず、専門業者に依頼する。
- 電気系統に水がかかっていないか確認する。
- 感電の危険がある場合は、無理に調査を行わない。
2. 水の排水
- バケツやポンプで水を汲み出す。
- 排水溝が詰まっていないか確認する。
- 浸水量が多い場合は、専門業者に依頼する。
3. 床下の清掃
- 床下に入った場合は、マスク、手袋、長靴などを着用する。
- 床下に溜まった泥やゴミを取り除く。
- 床下全体を消毒する。
4. 乾燥
- 扇風機や除湿機を使って床下を乾燥させる。
- 十分な換気を確保する。
- 乾燥に時間がかかる場合は、専門業者に依頼する。
5. 原因の特定
- 床下浸水の原因を特定する。
- 水道管の破損、雨漏り、結露などが考えられる。
- 原因を特定できない場合は、専門業者に依頼する。
6. 修復
- 水道管の破損などの原因を修繕する。
- 必要に応じて、床下の防湿対策を行う。
7. カビ対策
- 床下全体を消毒する。
- カビが発生している箇所は、専用の薬剤で除去する。
- カビ対策は専門業者に依頼するのがおすすめ。
8. 予防策
- 定期的に床下を点検する。
- 水道管の老朽化している箇所があれば、早めに交換する。
- 結露対策を行う。
床下浸水の対処は、迅速かつ適切な対応が重要です。
自身の判断で難しい場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。
~専門業者への依頼~ 業者選びのポイント
床下浸水は早急な対応が求められますが、焦って業者を選ぶと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
業者に依頼するのであれば、信頼でき、安心して作業を任せることのできるところを選びたいですよね。
ここでは、床下浸水時の業者選びで後悔しないために知っておくべきポイントをご紹介してきたいと思います。
1. 豊富な経験と実績を持つ業者を選ぶ
床下浸水は複雑な状況を伴うことが多く、高度な知識と技術が必要とされます。
そのため、床下浸水復旧の経験と実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
過去の施工事例や顧客満足度などを参考に、信頼できる業者を選びましょう。
2. 明確な料金体系を確認する
床下浸水の復旧費用は、被害状況や必要な作業内容によって大きく異なります。
事前に明確な料金体系を確認し、追加料金が発生しないかしっかりと確認しましょう。
見積もりには、作業内容や使用される薬剤・機材、人件費などが詳細に記載されていることを確認してください。
3. 迅速な対応が可能な業者を選ぶ
床下浸水は、放置すればカビや腐食などの二次被害を引き起こす可能性があります。
そのため、迅速な対応が可能な業者を選ぶことが重要です。
24時間365日対応している業者や、緊急時の駆けつけ体制が充実している業者を選ぶと安心です。
4. 丁寧な説明とアフターフォローがある業者を選ぶ
床下浸水は、専門的な知識がないと理解しにくい部分も多くあります。
丁寧な説明とアフターフォローがある業者を選ぶことで、安心して依頼することができます。
作業内容や工程を分かりやすく説明してくれるだけでなく、施工後のメンテナンスや保証内容についても確認しておきましょう。
5. 複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較検討することができます。
必ず2社以上の業者に見積もりを依頼し、内容をよく比較してから決めましょう。
口コミや評判なども参考に、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
6. 資格や許可を確認する
床下浸水復旧には、特殊な知識と技術が必要とされるため、専門的な資格や許可を持っている業者を選ぶことが重要です。
特に、産業廃棄物処理業の許可を持っている業者であれば、汚染された土壌やゴミを適切に処理することができます。
7. 契約内容をしっかりと確認する
契約書には、作業内容や料金、支払い方法、保証内容などが記載されています。
契約内容をしっかりと確認し、疑問点があれば遠慮なく質問しましょう。
不明な点があるまま契約してしまうと、トラブルに繋がる可能性があります。
床下浸水は、早急な対応が求められる深刻な問題です。
上記のポイントを参考に、信頼できる業者を選んで、適切な復旧作業を依頼することが重要です。
まとめ
床下浸水は、家屋に深刻な被害をもたらす可能性があります。
水濡れによる腐食やカビの発生、シロアリの被害など、健康被害から建造物への被害など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
そこで、床下浸水後の消毒について、必要性と注意点について詳しく解説しました。
床下浸水後の消毒は、必ずしも必要ではないといわれています。
厚生労働省では、床下浸水が原因で発生する感染症のリスクは低いとされています。
しかし、以下の場合は、消毒を検討することをおすすめします。
- 汚泥や動物の死骸などが混入している場合
- 床下が長時間水に浸かっていた場合
- カビが生えている場合
- シロアリが発生している場合
消毒を行う場合は、以下の点に注意する必要があります。
消毒を行う前に、専門業者に相談することをおすすめします。
専門業者は、状況に応じて適切な消毒方法をアドバイスしてくれます。
床下浸水後の消毒は、適切な方法で行うことが重要です。
間違った方法で消毒を行うと、かえって被害を拡大させてしまう可能性があります。
床下浸水でお困りの場合は、上記の情報を参考に、適切な対応を取ってください。